カテゴリー別アーカイブ: までい牧場

南アルプスまでい牧場にて「島ちゃん」出産間近!

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本日 わがNPOが飼育している福島県飯舘村からの黒毛和牛「福ちゃん島ちゃん」のうち
「島ちゃん」に破水の兆候か見られました。順調に進めば夕方くらいから破水が始まり、
子牛が誕生する予定です。
本日はまでい牧場に報道機関はじめ、色々な方が訪問されることが予想されます
一般の見学も可能です。ぜひ、畜産が出来なくなった「飯舘村」の未来をつなぐ飯舘村生まれの牛の子供の誕生にお立会いください。
あわせて、午後から今晩にかけて牧場周辺でのボランティアスタッフを募集します。
初めての方でも全然構いませんので、飼育担当の清水が、牛の事に集中できるよう
お手伝いいただけると幸いです。

細かい現場の状況については、22日13時以降、

Facebook axojisan(小野 隆) ツイッター@axojisanにて情報をアップする予定です。

現場での連絡先は822日午後1時以降に

までい牧場連絡所携帯 080-7015-8848までお願いします。

までい牧場住所 南アルプス市湯沢湯沢御前山2613

(南アルプスクラインガルテン湯沢エリア横)

 http://goo.gl/maps/l7128

までい牧場は現在助成事業をうけていないため
スタッフの賃金・牛の飼育代等はNPOの収益事業収入とたくさんの支援者から
の寄付によって運営を賄っています。
子牛の出産に関連して、活動資金が大変です。
① までい牧場への寄付をお願いします。
  NPOは認定NPO法人を目指していますので、できれば
 1口3000円以上の寄付を、までい牧場にてお支払い頂くか
 寄付サイト ジャストギビングのNPOページからご寄付ください
② NPOの賛助会員になってください
  賛助会費は年間3000円です。会員証を発行し、NPOの生産物割引やイベントへの招待などがあります。
③ NPOのスポンサーになってください。
  市民債券という形で皆さんの志ある資金をお預かりして運用します。賛助会員が対象です。
④ までい牧場の活動をまわりの皆さんにお知らせください
  東日本大震災と、それに続く福島原発事故により、原発被災圏内では畜産が出来なくなりました
  そんな中2011年3月30日には、飯舘村から山梨県南アルプスに牛2頭を移動してきています
  内部被ばくを最小限に抑えた牛として、放射性物質の簡易検査も行いながら飼育しています。ぜひ多くのみなさんに、この牛の存在をお知らせください。
新しい命の誕生を多くの皆さんに知って頂けると幸いです。

「メイドさんがゆく!山梨果樹狩りツアー」の報告

アキバのメイドさんたちと南アルプス市を巡って、街や自然の恵みを楽しもう!
そして山梨も秋葉原も一緒に元気になろう!
そんなコンセプトでNPO法人リコリタさんと企画してきたツアーも、今回で5回目となりました。

今日のメニューは

・桃の花びらジャム作り体験
安藤家住宅(築300年以上。国の重要文化財)での「信玄弁当」昼食
・までい牧場で牛のえさやり
・ぶどうの収穫体験

と盛りだくさん!

まずは春に保存した「桃の花びら」ジャム作りからスタート!

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一ビンに2gずつ花びらを入れていきます。
次に透明なジャムを注いだらフタをギュッと締めたら、殺菌をするために高温の蒸気で数十分蒸します。
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次は安藤家住宅でのランチです。
安藤家は今から約300年前(江戸時代中期!!)の建物。
中はさながら「忍者屋敷」です。
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メイドさんも参加者も、造りの仕組みや仕掛けにびっくり!
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実は山梨県南アルプス市は「小笠原流礼法」という、日本の礼儀作法の発祥の地です。
その一端に触れていただこうと、小笠原礼法による千代紙の「箸置き」づくりと、先生による作法の手ほどきを体験しました。
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ランチは「信玄弁当」と呼ばれる三段重ねのお弁当箱に、南アルプス市の食材がふんだんに使われたメニューを楽しんでいただきました。
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お茶をいただいたら、安藤家住宅の庭園鑑賞です。
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でもみなさんの視線とカメラが集まるのは、やっぱりメイドさん。
立派な松の巨木もかすみます(?)

さて、次の目的地へ出発。
お蔵と板塀をバックに、メイドさんが闊歩する光景はかなり新鮮です!

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「までい牧場」には、原発事故をきっかけに引っ越してきた「ふくちゃん」「しまちゃん」がいます。
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大きな牛をまじかにして、メイドさんたちも大はしゃぎ!
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にっこにっこでバスに乗り込んで、次の目的地、ぶどう園へGo!
見晴らしのいい坂道を下っていきます。
天気が良ければ富士山が見えますよ。
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ここのぶどう園は低農薬なので蚊がとても多いのです。
しっかり虫よけを吹いて下さいね。(それでも被害者多数・・・)
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いよいよぶどう狩り!
初めて聞く種類のぶどうばかりで、味も形も本当にさまざま。
名前もユニークで、ゲームのアイテムや魔法の名前のようなものも・・・
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お味見もたくさんしました!
おみやげもたくさんgetしました!

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だ・い・ま・ん・ぞ・く!
ツアー最後の体験は、「桃の花びらジャム」の仕上げです。
蒸気で熱された瓶をお湯でゆっくり冷ましながら良く振って、
花びらを瓶の中に散らします。

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最期に一つ一つタオルでふいて、
 
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ラベルをはって出来上がり!!
 
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メイドさん好きのカメラ青年諸氏も満足度120%!
始めは遠慮がちだったシャッターも、後半はかなり積極的にビシバシ切っていました!
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最後は南アルプス市での企画を準備した、フィールドトリップ理事長、小野さんの言葉で締めです。
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みなさん、お疲れ様でした!また、山梨に来てくださいね!!

4/27岩崎けんいちさんが飯舘の牛を観に来てくれたよ

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前回の虹の天使さんのアースデイイベントの後、
歌い手の岩崎さんから連絡があり
前回時間が合わなくて、牛さんたちを観に行けなかったので、ぜひ見てみたいとのことで

時間をあわせて、放牧場に御案内した。
で、岩崎さんと飯舘の黒毛和牛達とのショット

柵の中まで入って、牛さんたちと触れ合っております。

こちらの様子は岩崎けんいちさんのブログに紹介されてます

飯舘の牛さんたちに名前が付いていないよー、今度公募しなきゃねって言ったら
さっそく電話で
「福ちゃんと島ちゃんがいい!」とエントリーの第1号です。
こんど公募も考えますので皆様よろしく

で、
その後、NPOの遊休農地を解消した場所などをご案内しながら
帰りがけに、子供の村小学校といっしょに行っている、小麦の栽培の事などを話しながら、
ここにあるんですよ~と、学校の看板の前を通り過ぎながら指差しますと、興味津津の様子。

ほんじゃ顔出してみましょうかと
南アルプス子供の村小学校に、アポなしの突然の訪問。

宿題も、テストもない小学校のウワサに、どんなところかと、
岩崎さんもそわそわ私の後についてきましたが

「こんちはー」
といつものように、いきなり学校に押し掛けて、授業中(なんだと思う?)の教室に顔を出し
「わー、ひげのおのっちだ~」と指で私をつっつく子供A
この学校には私と同じ小野さんという先生がいるので、子供達はこの小野先生もおのっちとよんでいる。

突然の訪問にもかかわらず、岩崎さんが歌手と知ると、
「ギターあるよー」と子供たち
当然
「歌ってー」
となり

こうなりました

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いきなり教室から歌声が聞こえてきたので、他のクラスからも
子供たちが集まって、おおさわぎ

はい突然御迷惑をおかけしました。
学校の様子もあちこち拝見させていただいて、

この非常にユニークな、とってもたのしい小学校の見学タイムでした。

連休明けには、ここの子供さんたちと、麦の網掛けをしますよー。

ミレーの種を蒔く人パクリ

震災を想い、未来の「種を蒔く人」になりませんか

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3月11日には、福島県飯舘村からやってきて南アルプスのまでい牧場で草をはむ黒毛和牛「福ちゃん島ちゃん」といっしょに、牧草の種を蒔きませんか。

山梨といえば、ミレーの美術館が有名ですから、ここはミレーの「種を蒔く人」になりきって、牧草を蒔きまくってもらいます。

①一般参加の部  午前10時と 午後1時の2回、までい牧場にて牧草の種を配布します。スタッフの指示に従って、遊休農地に種を蒔いてください。

②なりきりミレーの部 定員20名 午前11時より「福ちゃん島ちゃん」をバックに
種を蒔く人になりきってもらいます。衣装は各自工夫してください

③露天の部 までい牧場内で当日震災に関係したメッセージ、御案内、活動報告等のブースを希望者に開放します。ぜひご参加ください
現在のところ、
岩崎けんいちさんが新曲「種を蒔く人」を携えて来てくれる
・・・・んじゃないかなあ

NPOの活動案内と、加工品くらいは出店します。

お昼は各自でご用意ください。なお前回の小屋づくりで好評でした
パスタをなりきりミレー参加者と付添の方にはご用意します。

そして
④当日までい牧場までこられない皆様
皆様の「種を蒔いている姿」
を写真で投稿してくださいFACEBOOKで
NPO南アルプスファームフィールドトリップのサイトの
「種を蒔く人」の画像をシェアしていただくか
フォト蔵などの画像共有サイトにアップした「種を蒔く人」の写真と共有してください
(フォト蔵だとこちら)
http://photozou.jp/community/show/3792

当日牧場にてプリントアウトして参加させていただきます

なりきりミレーご希望の方は axono@nifty.comまでご連絡ください
先着順とさせていただきます

腕に覚えのあるカメラマンの方のご協力をお願いします
屋外のイベントなので雨天は中止となります。

 
チラシはこちら⇒種を蒔く人.pdf

福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト4

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今日は朝からたくさんの方からメッセージを受けた。
昨夕に、山梨のローカルニュースとして牛到着の模様が放送されたことと、
今朝の山梨の地方版各社朝刊にこの飯舘牛のNPOによる購入プロジェク
トが紹介されたこと、さらにNHKの朝の全国版に牛到着の様子が流れ、ま
た午前中にはYahooのトップページにも紹介された(らしい。私は見られな
かったのだ)当事者の菅野さんは、地元飯舘にもこの情報がメディアに流
れたことでかなり動揺していた。

情報が広まるのは、自分の想いが思ったとおりに伝わるわけではない。
良くも悪くも広がって行くのだ。予想していたとはいえ、地元の心情を、身を
もって体感している菅野さんにとっては、この話題が地元飯館に届くことに
よるさまざまな感情のうねりを、正面から受け止めきれずにいるようだ。

一晩をN’POえがおつなげての好意で、北杜市の温泉旅館に宿を取って
休んでもらった菅野さん夫妻と、NPOえがおつなげての曽根原代表理事と
藤尾さん、私とで今後についての打ち合わせを行う。

現在の飯舘の状況を、現場で生活していた菅野さんの目と、離れた私たち
の目と、これから起き得るさまざまな可能性と、どうしたいかという自分の
希望と、短時間では語りつくせないのだけれど、

私が動いてしまったことで引き起こされたさまざまな問題は、いまさら引っ
込みはつかないのだから、

常に前向きに考える。

事態が悪い方向に向かうと感じても

その状態を基準に、自分に出来る前向きな行動を取る。

未来を作るのは、私の思いを
行動に移して選択した結果。

宿の前で曽根原さんと記念写真を取って、

菅野さんと南アルプス市内に戻る。

その戻る間の短い時間の中でも、
菅野さんの中で、ものすごい葛藤や悩みがあったのだろう

牛を運んできたトラックは、ゆっくりと私の
車の後ろをついてくるので、
いつもの調子で進みそうになる私は少しはっとする。

中央自動車道は現在50kに規制されているのだ

決められたルールを守る。

私はそんな福島県民の菅野さんの不器用に見えてしまう
まじめさに、改めて思うのだ

私が菅野さんから牛を購入したのは間違いであるはずは無く

どうであれ、結局私は買うことになる運命だったのだ

そうでなければ、こんなクソ真面目な(笑い)青年と
出会えるはずはなかったのだから

私の周りのおぢさんたちもこんな感じで
生意気な頭でっかちの若手農業後継者として
舞い上がっていた(今も舞い上がっているが)
私を、見守ってくれていたのかもしれない。

少しおじさんに近づいた、元青年の私は
なんだか自然と微笑んでいるのだ。

車は南アルプスに戻り、そこで日本経済新聞社の
記者さんが、待っていてくれた。

菅野さんの想いと、私のいたらなから菅野さんに
心配をかけさせてしまった少しの反省とを

記者さんの前でちょっと整理しながら、取材は進み
もう一度菅野さんは、山梨に運んできた牛の元に、

到着した電柵の前に牛は姿が無く、ちょっとだけどきどき
しながら、遊休化した農地の奥のほうに進んで行くと

NPOが以前から飼っていた2頭のジャージー牛の後ろを
ちょこちょこと2頭の黒毛和牛がついてきてくれた。

菅野さん夫婦にえがおが溢れる。

ああこのひとたちは本当に牛がすきなんだなあ

ただ、牛を育てて、生活していきたいだけなのに

これから二人は飯舘に戻る。

これから私はパソコンの前に戻る。

そう、今日は3月31日
NPOの請け負った様々な事業の報告書を提出する

締め切りの日だったりする。
(夏休みの宿題は前日にやっつけながら、翌日の言い訳を
考えるこどもです。)

今回は3の続きは無しですね。

福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト3

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2011年3月30日いよいよ飯舘から牛が到着!
子牛たちは報道陣からの熱烈なお迎えを受けることとなった。

2からつづく
さて、

私が電話した先は、南アルプス菜園という農業生産法人の
農業生産部門を背負う石倉さん。実はこちらの法人、
地元のガソリンスタンド経営を発展させて、トマトなどのハウス
野菜を栽培している、農業法人なのだ。こちらの石倉さんとは、
普段からNPOのイベントや、遊休農地の解消事業でも連携し
ており、この震災の後も、私たちが遊休農地を整地するのに
必要な重機の燃料をきちんと届けてもらったり、また、現在、
遊休農地で借りているジャージー牛2頭も、石倉さんの仲介で
お借りすることが出来たという、かなりお世話になっている方で
ある。

私の、牛を運ぶために現地に燃料を届けたいという相談に、
(ほんとに二つ返事で)「出来るよ。ドラム缶も提供するから、必要
な数量を伝えて。」
との心強い回答。早速軽油3缶600L分をキープしてもらった。

次にNPOえがおつなげてのスタッフ藤尾さんに連絡。NPOえがお
つなげてのネットワークで、飯舘の菅野さんに牛輸送用の軽油を
届ける方法を一緒に考えてくれないかを打診

いろいろなアイデアを出してくれる中、藤尾さん自身が、車用意して
くれれば福島まで届けてもいいよとのこと、ちょうど自身の関係している
団体のイベントが身延町であり、山梨に来ている。

渡りに船とさっそくその線で、うちのNPO所有のディーゼル1BOX車
にドラム缶を積んで移動することに、燃料の準備と、人はそろった

あとは菅野さんと打ち合わせ
飯舘から山梨に配送する車の手配はともあれ、とにかくこちらに来るための
燃料と配送方法は確保したので、プランを進めてもらうよう連絡

藤尾さんとは、せっかく福島に行くなら、NPOえがおつなげてで関係している
福島方面の拠点に、支援物資も一緒に積んで行きたいからと打ち合わせ

この時点で、地元の普段から付き合いのある新聞記者に連絡、牛を南アル
プスまで連れてくるプランを計画中である旨伝える。

さらに、牛の移動や、購入に対し、問題が無いか、現在遊休農地に放牧して
いる2頭のジャージー牛の様子を定期的に見てもらっている、県の家畜保健
所の担当者へ、うちのNPOスタッフを通じ連絡を取ってもらう。

すでに3月26日午後 24日には飯舘村の雑草から、桁外れの放射性物質
が検出された旨報道が広がり、ミネラルウォーターのペットボトルが、自衛隊
の車両からどんどん運び出される映像が映る。

国も、東京電力も、だからといって、飯舘の住民を退避の対象とするわけでなく
また、出荷停止の作目が日に日に増える福島県内の農産物に対し、実際に
農家に補償が実行された気配もない

原発の冷却は相変わらず見通しもたたず、そんな中、夜になって菅野君から
一本の電話が入る

 

福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト7

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それは4月4日のことでした。
一本の電話が携帯に 農林水産省です。

ついにきたか・・・
ああ、飯舘牛を心配して、農林水産大臣が
私のところにホットラインを・・・ということではなくて
単純に、牛が山梨に移送されてきたので、固体識別番号の登録確認に
牛の現地調査が必要との事です。

私たち一人一人に住民票や戸籍があるように
日本で飼育されている牛には、耳のところにタグが付けられていて
その番号で、どこで生まれて、誰が飼育して、今どこにいるのか
がわかります。

ですから、福島県の飯舘村に住んでいた子牛は、山梨県の南アルプス市に
引っ越してきたので、住民票を移してくださいよというわけです。

これをトレーサビリティといって、この仕組みがあるので、肉牛の場合は
この固体識別番号をもとに、とさつされた場所や、お肉がどの店で売られたか
までわかります。スーパーのお肉コーナーで、よく確認すると、売られているお肉が
ちゃんとしたブランド牛なのかが確認できる番号やQRコードがあったりしますが
それがこの番号です。もともと狂牛病などで、ほかの牛への被害を防いだり、
危険な部位が、勝手に隠れて売られたりしないための仕組みです。

というわけで、翌日の4月5日に現地調査がありました。
お越しいただいたのは5名、 農水省関係は
農林水産省関東農政局山梨農政事務所消費安全部安全管理課課長補佐
の方と
農林水産省関東農政局山梨農政事務所消費安全部安全管理課牛トレーサビリティ第1係長
のお2人
あとは県から山梨県西部家畜保健衛生所
から3人
わざわざ書いているのは、果樹農家の私ではあんまり普段目にすることが
少ない部署だったりするからだけど、

もしみなさんが牛を飼いたくなったら、こちらにご相談を

基本的に、私ら農家や、NPOの現場レベルでお会いする方ってのは
「いいひと」が多いです。

初心者の私に、必要な検診や、今回の牛の今後の身の振り方まで
いろいろとアドバイスいただきました。

どうやらこの先どこかの牧場みたいなところで預かってもらわなきゃ
ならない事態になった場合、結核病とブルセラ病とヨーネ病の検査は
しておかないと受け入れてもらえないかもしれないということと

今回のメスの2頭に子供を産ませたいなら、県でそのために預かって
くれる設備があるみたいだということです。

日本は少子化で、産婦人科でお母さんが出産できる病院が減って
困っているのは知っていましたが、牛さんの場合も産科があるんですね
うちらのスタッフで、泊まりこみでお産させなきゃっていう、ある意味
ドラマチックな将来も予測していた私は(もっといえばスタッフは)
一安心みたいです。

これなら、僕でも飼えるかもと思ったあなた、何事も経験です。
ぜひ私らとチャレンジしてみてください。

ちなみに自動車のナンバー登録みたいに、移動登録にお金はかからない
みたいです。牛重量税や、牛自賠責保険もないですから、牛車にしたてるのも
いいかもしれません。まあ牛に引かせると確か道交法の適応を受けた気もしますが

担当の方は、われらが2頭の黒毛和牛を眺めて、いい牛姿だと盛んに褒めておりました
私にはさっぱりなのですが、プロの目からは美人牛というのがあるみたいです。

まあおだてられてるのかもしれませんけど褒められて悪い気はしませんね

つづく(6のつづきは多分次回に・・・)

福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト6

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(4月4日の子牛の様子)
前回、否定的な声ばかり書き込んだので、
心配するメールをいただきましたが、
私のところに寄せられるメールやご連絡のほとんどは、
好意的なメッセージばかりです。たくさんの応援に感謝。

3からのつづき
(これまでのあらすじ
大震災に続く、福島原発の放射能漏洩事故!
飛散した放射性物質は、強制避難の対象となる範囲外のはずだった
原発から約40kmはなれた福島県飯舘村にも降り注ぎ、飲用には
不適切な水道水のレベルが検出される事態となる。
NPOの事業のつながりの中で、飯舘村の若き畜産農家菅野さんと
親交のあったNPO南アルプスファームフィールドトリップ理事長の
小野は、昨年より行っていた遊休農地に牛を放し、草を食べてもらう
事業を進めていたため、飯舘の牛を南アルプスに連れてきたら・・・
という、スタッフにとっては迷惑な思い付きをまたまた実行に移してしまった。)

牛を運ぶには、まず燃料ということで、南アルプスで軽油を調達した私は
燃料を福島まで運ぶ算段も取り付け、いざ実行というそのとき

夜になって菅野君から一本の電話が入る。

「メール見ていただけましたか。」

「えっ、まだです。」

「メールにも書いたんですが、福島には、私のところの燃料のためにいらっしゃるんですよね?」

「ええ、そうですけど。」

「こちらでも、軽油なら手に入るみたいで、途中の給油も軽油ならなんとかなりそうなので、
わざわざ軽油を運ぶためだけに福島まで来ていただくのは申し訳なくて。」

「えっ・・・。軽油あるの・・・」

メールを確認すると
「軽油の配送だけ藤尾さんにきていただくより、こちらで軽油は手配、サービスエリアでも東京寄りなら満タン給油ができるなら経費の中での手配が早いかなと考えます。
飯舘(牛配送)→山梨(水などを載せる、燃料入れる)→高速サービスエリア(燃料補給)→飯舘

のほうが明日わざわざ藤尾さんにきていただくよりいい気がします。小野さんのご意見よろしくお願いします。」
とのこと、急いで、福島行きを予定していたえがおつなげてスタッフの藤尾さんと連絡。
まあ、燃料が確保できるなら、確かに、わざわざエネルギーの浪費をすることも無いので
福島燃料配達プロジェクトは、すとんと中止。

あとは、菅野さんが、子牛を運んでくれる業者さんとの連絡待ちということになる。

翌日3月27日はこれといった連絡もなくもどかしい時間が流れてゆく、
福島原発では、高濃度の放射線を帯びた水溜りが見つかり、それがまた復旧のスピードを
遅らせてゆく。twitterでは、飯舘村の状況は、みな悲観的な書き込み。
2ちゃんねるでは、飯舘牛だけでなく、福島産の農産物について、農家が見たら落胆する
書き込みが連なっている。
とはいえ、私も仕事は山積。年度末の報告書やら、来年度の予算見積やら
平行して、震災でめちゃくちゃの配送の調整や、計画停電の対応やら
もちろん農作業も支持しなくてはならない。今年は春の訪れが遅いのだ。

28日の朝になって菅野さんからメール到着
「 馬喰に相見積りかけたら10万と13万でした。排ガス規制で群馬〜長野〜山梨経由で配送するため時間がかかると言われました。

10万の内訳です。

ガソリン2万
高速2万
人件費3万
トラック手配3万とのことでした。引き続き当たってみます。

親父の方からですが血統書は後日発送でいいですか?とのことです。よろしくお願いします。」

早速電話で、どちらの業者でもいいので、すぐに対応できるところをお願いすることと
血統書は後で構わない旨伝える。

私的にはかなり気があせっているのだろう。何しろ早くつれてきて欲しいことばかり
強調していた気がする。外野の心配する時間と、実際に飯舘で進行する時間の進み具合は
当然違っているのだ。

夕方メール
「小野さん

トラックは私が借りて配送することができました。それでも燃料代、高速代、トラック代はかかるようになります。いつの配送が可能でしょうか?

また以下の同意について了解をお願いします。

1、牛は一頭40万円(税込42万円)とする。

2、牛に関してのクレームは一切しない。(配送の事故はのぞく)

3、血統書に関しては後日発送する。

4、配送料は7万円とする。

牛に関しては毎日の管理は欠かしていませんし、万全な状態でもっていきます。配送時にも休憩ごとに水を与えます。牛になるべくストレスを与えない配送をします。

以上の了解がとれればなるべく早い時期で配送をしたいと考えています。またえがおつなげてでいただける救援物資を載せてかえりたいと考えています。連絡よろしくお願いします。」

菅野さんはとても淡々と、必要な手続きを進めてきてくれている。
あくまでも、通常の牧場の業務をこなし、山梨からの酔狂なお客さんの
わがままな注文に答えてくれているみたいだ。

さっそく電話で、メールの件を了承した旨伝え、準備が出来次第すぐに南アルプスまで運んで欲しいと伝える。どうやら、本人だけでなく、奥さんも一緒に来るらしい。
年賀状では顔を見たことはあるけれど、しっかりした印象がある。

さっそくえがおつなげてとも連絡を取り、菅野さん本人が牛を運んでくるらしいこと
救援物資の手配等について相談。山梨での宿の手配と、当日夜は
えがおの事務所で、みんなで今後の対応を話し合うことなどをあわただしく連絡取り合う。

7につづく

 

福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト5

 

 

 

 

今日は、南アルプス市役所にもいろいろな電話が届いたようです。

私たちの行っている遊休農地解消事業は、厚生労働省の緊急雇用対策
事業として、南アルプス市から委託を受けて行っています。

平成21年度と22年度あわせて、南アルプス市内の10ha分の遊休農地を
農地に復元し、活用しています。
今回の活動が行えるのも、南アルプス市の農業振興課の
理解があって初めて実現しているのですが、
やはり

「放射能をあびた牛が南アルプスにやってきて大丈夫なのか」

という声が寄せられたようです。
私のNPO法人は新聞にも名前が出てますし、理事長の私の連絡先も
わかりますし、検索したらすぐに顔も出てますから

わたしに連絡ください

といいたいところですが、あんまりかかってくると大変だから
担当課の皆さん申し訳ありません。

放射能をあびたという意味では、すでに山梨県南アルプス市だって、山梨県への
放射性降下物の値がはっきりと公表されていますから、
お電話した方、大変申し訳ありませんが

「あなたもすでに汚染されております。」

海外に今後渡航される場合、
「日本から来たあなたは大丈夫かと」
うんざりするような質問が寄せられることと思います。

でも心配なのは事実なので。
「日本国の政府の見解では、私が飯舘村から牛を購入した時点では、
人間の避難指示も、肉牛の出荷停止指示も、出ておりませんでした。
また放射線のレベルも、直ちに人体に影響を与えるレベルでは無いという
発表でした。」

私は今回の購入に際して、県の家畜保健所、や
県庁等に確認し、何か私の購入に対し法的にも、また人道的にも障害が
発生するようなことがありうるのかを確認してみましたが
何も問題ないどころか、これを書き込んでいる平成23年4月1日現在でも

「飯舘の牛は、安全という判断以外の*公的な*理由を見つけることが
できません。」
私としては*私的見解として*飯舘村の菅野さんの牛の住む環境が、
*直ちに*人体に影響を与えるレベルではなかったので
*直ちに*まったく人体に影響を与えるレベルではないと考える南アルプス市に
牛を連れてきて飼おうと思った次第です。

やはり私としても、直ちに人体に影響を与えるレベルで飼育された牛を南アルプス市に
つれてきて飼育するのは問題だと考えています。

同時に、*直ちに*人体に影響を与えるレベルではない環境でがんばっている皆さんが
*速やかに、* まったく 人体に影響を与えるレベルで無い環境へ移行できるよう、
東京電力と政府の方が *速やかに* 動いて欲しいです。

今回購入した和牛の餌は、まだ福島は冬ですから、屋外の雑草ではなく
室内保存された牧草を食べ、屋内の牛舎で飼われていました。
水の問題は、菅野さんもいち早く心配され、外部の川の水などは使わないように
飼育されています。体内に取り込まれた可能性のある放射性ヨウ素に関しては、怖ければ
1週間ほどは直接触る場所まで来て、おしっこなどを浴びないようにされてはいかがでしょう
それでも残るとは思いますが、南アルプス市内に降下する放射性ヨウ素の量のほうが
相対的に多くなりますから、そちらを心配すべきです。
同様の理由で放射性セシウムに関しても、あなたが餌をあげたいからと近づいても、放射能は
あなたに移りませんし、身体にくっついてきたりしません。
そもそも放射線の発生源が止まっていないのですから、放射線の発生源となっているわけではない牛を心配するより、日本中の原発を心配するほうが建設的かと思います。

それでも、「今回の牛を、食べるんですか」

といった非常にストレートな意見もいただきましたので
さしの入ったおいしい和牛の肥育は、私たちの環境では無理なので
期待した方には申し訳ありませんが、今のところ、ステーキハウスに
転売する予定はありません。(自分で焼いて食べる予定もありません)

まず今年の草が繁茂するシーズン中、たくさんの雑草を食して
遊休農地を、きれいな草地に復元する手助けをしてもらった上で

雌牛ですから、母体が健康であれば、受精をしてくれる方にお願いして
子牛を育ててみたいです。

もしこの子牛を購入してみたいという方が現れたら、それでもって
私たちのNPOの活動の収入の一助になればと思います。

生物的な放射性セシウムの半減期は約70日と聞いていますので
少なくとも子牛を産める身体になるのが半年後、そこから出産まで1年として
500日の間隔が空けば、70日の7倍以上ですから、半分の半分の半分の・・・
64分の1にまでセシウムも減少しているでしょうから、その時の私の気持ちで
牛としての人生が食べられる事にあるなら、その選択を自然なものとして
受け入れることが出来るのか、人として考えることができる機会を持てると思います。
(つまり、喰おうかやめようか悩めるくらい安全な牛になってるよということです)

今回の牛は、ブログにも書いているように。購入しております。
代金はこれから払います。(輸送費はきちんとお支払いしました)

この文章を読んで共感してくださる方への個人的なお願いとしては
この2頭を、私が悩み少なく飼育できるために、すこしづつで構いませんので
ご支援いただけるとうれしいです。

あと、私たちと同じように、牛を受け入れてもいいよという農家や、NPOや、
畜産に興味のある方は、ぜひ、飯舘の牛を購入してください。
牛が売れないと、農家は生活できないだけでなく、餌を食べ続けさせなければ
ならない農家は、まったく補償のあてもないまま、じりじりと疲弊してゆきます。
自主退避とは聞こえはいいですが、国も東京電力も、お金は一切出さないし
補償するいわれも今は無いから、心配なら牛を見殺しにして出て行けばどうぞ、と
知らん振りしている状況です。

自己責任ですから、牛を見殺しにしたのは、国や東京電力では「なく」
自分の判断で退避した住民本人ですよ。と言っているのです。

有数の牛産地である飯舘村の人道的な自主退避を、願うなら、国や東京電力は
率先して、牛などの動物も移動させて、畜産農家を安心させてください。
それが出来ないなら、あの宮崎で発生した口蹄疫のように、放射能に汚染した
可能性のある半径00kの家畜はすべて殺処分せよと、悲しい判断をすべきであり
現在の国の放置状況では、申し訳ないけれど、放射能の飛散を受けた畜産物が
市場に流通するのを止めることは、法的に出来ないとしか思えません。

怖がっている皆さん。今も飯舘の牛は食品としてはまったく安全なのですよ。
私たちの国は、現在プルトニウム入りの食品ですら、許容量以下であれば、流通しても
大丈夫だと通達まで出しています

放射能汚染された食品の取り扱いについて


http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html

私たちの遊休農地で草を食む黒毛和牛をぜひ見に来てください。
福島の飯舘村にはいけない方でも、南アルプスなら帰りのガソリンも
今のところ心配なく購入できます。
(それで渋滞なんかすると別の苦情の電話が来ると思いますが)

そして、今も飯舘村で、必死にがんばっている人たちの事を思ってください。

原発の放射線をこれ以上出さないようにがんばって、したくもない放射線被爆を
受けて作業している人々のことも思ってください。

飯舘の地で生まれたこの2頭の子牛は、安全な場所に避難してきたのではありません。

原発は絶対安全といわれた場所で生まれ、

原発事故がおきても安全という場所で育ち

原発事故が起こっている最中でも、今なお余震が治まっておらず、必ず起こるといわれている東海沖地震の範囲内に立っていても絶対安全だからと稼動し続ける浜岡原子力発電所
が、想定外の事象とやらで、放射能がもれたら、間違いなく放射能汚染を受けるであろ
う南アルプス市の私のところで飼われているだけ。

あ、もんじゅは今も危ないんでしたよね。関西や中京の方はそちらのほうが心配でしょう
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110222/crm11022211260009-n1.htm

うちのNPOのスタッフは、今日も飯舘の牛にえさを与え

水を替えてきました。

明日からのローテーションも決めました。

今日も元気です。

(なかなか3からつづかないね)