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福島の飯舘牛を南アルプスで育てようプロジェクト6

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(4月4日の子牛の様子)
前回、否定的な声ばかり書き込んだので、
心配するメールをいただきましたが、
私のところに寄せられるメールやご連絡のほとんどは、
好意的なメッセージばかりです。たくさんの応援に感謝。

3からのつづき
(これまでのあらすじ
大震災に続く、福島原発の放射能漏洩事故!
飛散した放射性物質は、強制避難の対象となる範囲外のはずだった
原発から約40kmはなれた福島県飯舘村にも降り注ぎ、飲用には
不適切な水道水のレベルが検出される事態となる。
NPOの事業のつながりの中で、飯舘村の若き畜産農家菅野さんと
親交のあったNPO南アルプスファームフィールドトリップ理事長の
小野は、昨年より行っていた遊休農地に牛を放し、草を食べてもらう
事業を進めていたため、飯舘の牛を南アルプスに連れてきたら・・・
という、スタッフにとっては迷惑な思い付きをまたまた実行に移してしまった。)

牛を運ぶには、まず燃料ということで、南アルプスで軽油を調達した私は
燃料を福島まで運ぶ算段も取り付け、いざ実行というそのとき

夜になって菅野君から一本の電話が入る。

「メール見ていただけましたか。」

「えっ、まだです。」

「メールにも書いたんですが、福島には、私のところの燃料のためにいらっしゃるんですよね?」

「ええ、そうですけど。」

「こちらでも、軽油なら手に入るみたいで、途中の給油も軽油ならなんとかなりそうなので、
わざわざ軽油を運ぶためだけに福島まで来ていただくのは申し訳なくて。」

「えっ・・・。軽油あるの・・・」

メールを確認すると
「軽油の配送だけ藤尾さんにきていただくより、こちらで軽油は手配、サービスエリアでも東京寄りなら満タン給油ができるなら経費の中での手配が早いかなと考えます。
飯舘(牛配送)→山梨(水などを載せる、燃料入れる)→高速サービスエリア(燃料補給)→飯舘

のほうが明日わざわざ藤尾さんにきていただくよりいい気がします。小野さんのご意見よろしくお願いします。」
とのこと、急いで、福島行きを予定していたえがおつなげてスタッフの藤尾さんと連絡。
まあ、燃料が確保できるなら、確かに、わざわざエネルギーの浪費をすることも無いので
福島燃料配達プロジェクトは、すとんと中止。

あとは、菅野さんが、子牛を運んでくれる業者さんとの連絡待ちということになる。

翌日3月27日はこれといった連絡もなくもどかしい時間が流れてゆく、
福島原発では、高濃度の放射線を帯びた水溜りが見つかり、それがまた復旧のスピードを
遅らせてゆく。twitterでは、飯舘村の状況は、みな悲観的な書き込み。
2ちゃんねるでは、飯舘牛だけでなく、福島産の農産物について、農家が見たら落胆する
書き込みが連なっている。
とはいえ、私も仕事は山積。年度末の報告書やら、来年度の予算見積やら
平行して、震災でめちゃくちゃの配送の調整や、計画停電の対応やら
もちろん農作業も支持しなくてはならない。今年は春の訪れが遅いのだ。

28日の朝になって菅野さんからメール到着
「 馬喰に相見積りかけたら10万と13万でした。排ガス規制で群馬〜長野〜山梨経由で配送するため時間がかかると言われました。

10万の内訳です。

ガソリン2万
高速2万
人件費3万
トラック手配3万とのことでした。引き続き当たってみます。

親父の方からですが血統書は後日発送でいいですか?とのことです。よろしくお願いします。」

早速電話で、どちらの業者でもいいので、すぐに対応できるところをお願いすることと
血統書は後で構わない旨伝える。

私的にはかなり気があせっているのだろう。何しろ早くつれてきて欲しいことばかり
強調していた気がする。外野の心配する時間と、実際に飯舘で進行する時間の進み具合は
当然違っているのだ。

夕方メール
「小野さん

トラックは私が借りて配送することができました。それでも燃料代、高速代、トラック代はかかるようになります。いつの配送が可能でしょうか?


また以下の同意について了解をお願いします。

1、牛は一頭40万円(税込42万円)とする。

2、牛に関してのクレームは一切しない。(配送の事故はのぞく)

3、血統書に関しては後日発送する。

4、配送料は7万円とする。

牛に関しては毎日の管理は欠かしていませんし、万全な状態でもっていきます。配送時にも休憩ごとに水を与えます。牛になるべくストレスを与えない配送をします。


以上の了解がとれればなるべく早い時期で配送をしたいと考えています。またえがおつなげてでいただける救援物資を載せてかえりたいと考えています。連絡よろしくお願いします。」

菅野さんはとても淡々と、必要な手続きを進めてきてくれている。
あくまでも、通常の牧場の業務をこなし、山梨からの酔狂なお客さんの
わがままな注文に答えてくれているみたいだ。

さっそく電話で、メールの件を了承した旨伝え、準備が出来次第すぐに南アルプスまで運んで欲しいと伝える。どうやら、本人だけでなく、奥さんも一緒に来るらしい。
年賀状では顔を見たことはあるけれど、しっかりした印象がある。

さっそくえがおつなげてとも連絡を取り、菅野さん本人が牛を運んでくるらしいこと
救援物資の手配等について相談。山梨での宿の手配と、当日夜は
えがおの事務所で、みんなで今後の対応を話し合うことなどをあわただしく連絡取り合う。

7につづく




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